このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第5回
今回はビジョンの中から、理想的なクライアントはどのような人か考えましょう。
あなたがクライアントにしたいと考えるひとの職業や年齢、性別を具体的に明らかにしましょう。
「誰でもいい」ではなく、具体的に絞り込んでみます。
たとえば、起業を考えている人、経営者、若くて悩んでいる人、一人暮らしをはじめたばかりの人、人生の転機を迎えたばかりの人などさまざまでしょう。その中から出会いたいのはだいたいどういう人かの輪郭を明確にしていきます。
職業はとくに限定しないと考えている人も、どういう感じのクライアントかのイメージはあると思います。「元気な人」とか「都会で孤独感を感じている人」とか「前進したいのに、足踏みしている自分がもどかしいと感じている人」という感じで。
私のセミナーの受講者は、カラーセラピストとしても勉強中でコーチングと組み合わせようと考えていました。ですから、イメージしているサロンの内装や雰囲気、BGMから考えて、そこにふさわしいクライアントを考えました。
別の受講者は、自分がたどってきた「仕事をもちながら育児をしている女性」のサポートが最初の希望としてあり、理想的なクライアントが働く姿まで明確に意識化していました。
理想的なクライアントのイメージをつくるのは、もちろん、そういう人としか契約しない、と「自分を制限する」ためのものではありません。
これは、出会ったときに自分のセンサーを高めるためのものです。こちらがセンサーを高めていると、クライアントとの出会いに敏感になれます。あるいは、学習すべきことも明確になっていきます。
出会ったけれど、クライアントにはならない人の中から支援者が現れることもあります。そんなときにもクライアントのイメージが明確なほうがあなたの情報が伝達されやすいのです。クライアントとのインターフェース(共有領域)が広いことよりも明確であるほうが、クライアントも安心します。
では、あなたが出会いたい人を考えてください。