このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第20回
クライアントにコンサルテーションをする場面で、もっともよくたずねられるのが、どういう業態なのかということです。そこで、コーチングパッケージをイメージ化しましょう。
実際に時間は何分で、週一回なのか、10日に一回なのか、2週に一回なのかを決めます。
料金も明らかにします。料金は「相談で決める」という人もいますし、「成果によって料金を上げる」などという人もいます。
「成果」を、コーチが料金に反映させるのは、私はあまり望ましいとは思えません。コーチは単なるツールであり、その使いこなし方がうまかったのはクライアントです。実際に行動したのもクライアントです。ですから、料金と成果がリンクしないほうがコーチも平常心でセッションをもてるのではないでしょうか。
「成果」の共有は、コーチに「成果の責任」が発生するということです。成果が出なかったときを考えると、クライアントが「他責」になる危険もはらんでいるように感じられます。
「相談で決める」はよくあります。しかし、自分としての料金を設定していないと、「いいにくさ」があります。「いくらならやりますか?」「でも、大体いくらくらいなんでしょ。初めてだから見当がつかないわ」なんていう会話でもじもじするなら、「私は、一ヶ月5万円でやっています」などという一律料金のほうが分かり易くて伝え易いと思います。
駆け引きが上手で相手の心積もりのマキシマムを引き出せる自信がある人は、一律にする必要はありませんね。
それに付随して、クライアントがセッションをすっぽかしたときはどういう扱いにするかや、変更はいつまで受け付けるかも決めておいたほうがいいでしょう。たとえ、すぐにクライアント候補に伝えなくても、コーチ自身は明文化しておくことをおすすめします。
「そんなことはあまり決め込まずに緩やかにやっていく」と決めているコーチも実際にはいます。遅刻もあり、ドタキャンもあり、気がついたら電話がかかってこなかったもあり、などという感じです。「相性」「好み」「生き方」はいろいろですから、何が正しいということはありません。自分自身に合うスタイルを見つけると、それに合うクライアントと出会えることもあります。