2009 年 4 月 25 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第22回
前回から事業計画についてみています。
今日は、経済から考えてみましょう。
あなたはコーチングでどのくらいの収入を望んでいますか?
それは、どんなサービスを何人のクライアントに提供することで得られますか?
収入についてそんな単純な試算をしてみましょう。最終的にはいつまでにどのくらいの収入が必要かを考えます。
支出はどのくらいでしょうか。事務所を借りる、人を雇う、プロモーション、HPの制作費など支出を考えましょう。最初は支出が上回るかもしれません。
それが出揃ったら、シンプルなグラフで欲しい収入、支出をビジュアル化していきましょう。益金が損金を上回るのはいつかが分かります。
そのグラフで収入が右肩上がりになるには、仕掛けを変えなければなりません。
コーチングビジネスを経済から見ることで、ターゲットを広げることや販売方法を変えること、セミナーの規模を変えるなどを考えていくきっかけとなります。
さて、ビジュアル化したグラフを顧客視点で見るとどうでしょう。
その設備投資であなたが出会いたい顧客は安心でしょうか。あなたにコーチングを頼もうという気持ちになるでしょうか。
名刺や通信、会社案内などは顧客の目に触れやすいので、意外に費用がかかります。
そこで次回は、こちとしてスタートするときの備品について考えます。
2009 年 4 月 9 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第21回
コーチングは、電話やインターネットを利用した無料通信を用意すれば明日からでも始められるビジネスです。とは言え、事業としていくつかの項目で考えてみましょう。
その準備をしながら心構えやプロ意識が醸成され、同時にスキルもたくみになっていきますから、事業を計画し、準備を整えるプロセスを大事にして欲しいと思います。
では、「どんなビジネスか」事業計画を考えてください。
事業計画というとカッコのいいものであるようですが、そんなことはありません。自分が最もしっくり着て、達成可能で、目指すとワクワクする感じでいいのです。ただし、これまでは主体を自分においてきましたが、マーケットの視点からも考えて検証してみましょう。
「起業の動機」は何でしょう。これを考えていくと、起業によって社会に何を投げかけたいのかが自分自身も明確になります。
「起業の概要」となるとどうでしょう。何をサービスとするか、「具体的事業内容」もこの項目に含まれます。たとえば、「子供を持つ親をサポートするためのコーチングをベースにしたセッションをもち、親のネットワークも同時に構築していく」などという感じです。
「コーチの全国ネットを作り、育児とコーチングに関するフォーラムを毎年開催する」などという起業後数年の計画まであれば、それも書いていきます。
とうぜんマーケットを見据えた「ターゲット」も明確にしていきます。
「事業の特徴」は何でしょうか。
これらは、誰かに「プレゼンするような文書」にするのがいいでしょう。すると、事業計画の手薄な部分に気づいたり、長期的な視点を得られたりします。
「外部環境の分析」もしてみます。競合や「似ているサービスとの差別化をどうしていくか」などを考えるきっかけとなります。
「成功のためのポイント」や「当面解決しなくてはならない課題」など、事業計画を明確にしていくことでさまざまな気づきがあります。
「私は、Sohoだから面倒なことはいいの」と思わず、まずはPCに向かって考えてみましょう。
さて、その事業計画を「経済から見る」とどうでしょう。
これは次回お伝えします。
2009 年 4 月 1 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第20回
クライアントにコンサルテーションをする場面で、もっともよくたずねられるのが、どういう業態なのかということです。そこで、コーチングパッケージをイメージ化しましょう。
実際に時間は何分で、週一回なのか、10日に一回なのか、2週に一回なのかを決めます。
料金も明らかにします。料金は「相談で決める」という人もいますし、「成果によって料金を上げる」などという人もいます。
「成果」を、コーチが料金に反映させるのは、私はあまり望ましいとは思えません。コーチは単なるツールであり、その使いこなし方がうまかったのはクライアントです。実際に行動したのもクライアントです。ですから、料金と成果がリンクしないほうがコーチも平常心でセッションをもてるのではないでしょうか。
「成果」の共有は、コーチに「成果の責任」が発生するということです。成果が出なかったときを考えると、クライアントが「他責」になる危険もはらんでいるように感じられます。
「相談で決める」はよくあります。しかし、自分としての料金を設定していないと、「いいにくさ」があります。「いくらならやりますか?」「でも、大体いくらくらいなんでしょ。初めてだから見当がつかないわ」なんていう会話でもじもじするなら、「私は、一ヶ月5万円でやっています」などという一律料金のほうが分かり易くて伝え易いと思います。
駆け引きが上手で相手の心積もりのマキシマムを引き出せる自信がある人は、一律にする必要はありませんね。
それに付随して、クライアントがセッションをすっぽかしたときはどういう扱いにするかや、変更はいつまで受け付けるかも決めておいたほうがいいでしょう。たとえ、すぐにクライアント候補に伝えなくても、コーチ自身は明文化しておくことをおすすめします。
「そんなことはあまり決め込まずに緩やかにやっていく」と決めているコーチも実際にはいます。遅刻もあり、ドタキャンもあり、気がついたら電話がかかってこなかったもあり、などという感じです。「相性」「好み」「生き方」はいろいろですから、何が正しいということはありません。自分自身に合うスタイルを見つけると、それに合うクライアントと出会えることもあります。