このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第14回
コーチングビジネスは、どのような形態で行っても「人を扱うしごと」であることに間違いはありません。
人である以上、感情や能力があります。そのなかで主に「感情」をコントロールしたい人がコーチを雇います。つまり、人ですからモチベーションにむらがあります。目標達成のためにそこを管理したい人が多いのです。
そのほかにも「能力」を高めるために学ぶ自分を管理したいというテーマもよくあります。「能力」そのものをコーチングSESSIONで高めることはできませんから、そこもやはり根底には、「自分自身の感情の管理」があるということになります。
コーチングの目的は、そのほかに時間管理、行動の整理などいろいろですが、いつも「人とその感情」を扱っていきます。「カウンセラー」ではないけれど、やはり「心」と向き合うしごとに他ならないのです。
そして、こちらが提供できるツールも「自分」というひとなのです。
ですから、これまで述べてきた「どういうクライアントと出会いたいか」「どうやって自分を知ってもらうか」と同時に「自分はどういう人か」と、「自己」を知ることも重要です。
よく、「どういうクライアントと相性がいいのか分からない」というコーチがいますが、長年コーチングをしてきて「相性のよしあし」はあるものだと感じます。大勢のクライアントとコーチングセッションをもっていれば、「すべてのクライアントに同じように対応できる」などということはありません。ですからコーチにとっても「合う」クライアントと出会ったほうがいいに決まっているのです。
そもそも「何をもって合う、合わないというのか」ですが、「生きかたの好き嫌い」「考え方の好き嫌い」「価値観の近い遠い」はコーチだって感じます。仕事だからと言って、応援したくない人の伴走は辛いのです。
今回からは、「自分はどういう人か」を見つめていきましょう。
手始めに考えて、書いてみてください。
コーチングスキルの中で何が得意か。
人としてどういう強みがあるか。
コーチング以外で何が出来るか。
どういう人と評価されたいか。
何が専門分野か。
人からよくどういう人と評価されるか。
どういうコミュニケーションをとりがちか。
「しごと」というものををどう捉えているか。
生きるうえでの信念は何か。
弱点は何か。
成功体験は何か。
なぜコーチになったか。
などです。これらの自己分析はすぐに書き上げる必要はありません。むしろ、ゆっくりと「自分てどういう人だろう」と継続的に考えていくことをお勧めします。意外なとき、意外な場面で、自分を見つけ、自己成長につながります。
次回も「自分を見つめる」です。