このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第10回
自己紹介の時には、「コーチという職業の紹介も魅力的に行なってください」と前回お話しました。
職業の紹介ですから、まず見える表現であることを重要視します。
「電話やスカイプで、やり取りするんです」
「コーチが質問してクライアントが答える、という形で進んでいくことが多いです」
「コーチは、課題に対して指導するのではなく、あなたが自分の内側と会話をするのをお手伝いするのです」などです。
視覚的に、大体の枠を作ってあげるとイメージし易いからです。
そして、相手の体験に響くコメントを用意しておくのがいいでしょう。「ああ、あの感じね」という話です。
「悩んでいるときに、きいてもらっただけでどうすればいいかの整理がついて、すっきりすることはないですか?」などです。
職業の紹介をするときは、「なんだかこの人のペースに乗せられた感じがする」と相手が思わないように気をつけます。
当社にプライベートコーチングを申し込んできたあるクライアントは、過去に出会ったコーチについてこんなことを言いました。
「すごく、いい感じでショートコーチングまでしてもらったんです。でもなんだか急に不安になったんですよね。すばらしい!すばらしい!とたくさん褒めてくれて、気持ちがいいだけじゃないかって。私はあの人をコーチとして雇っていたら、すばらしい!がききたくて一生懸命ほめられそうなことばかり話すでしょう。でも、あまり自分の行動は導かれない感じがしたのです」
出会ったばかりのプロスペクトに対し、コーチは一生懸命になりすぎる傾向があります。
ショートコーチングでは「コーチングを完結」する必要はなく、それよりも「潜在意識と話すってこういうことなのね」「もう少しやってみたい」「実際のセッションはきっともっと効果があるわ」と感じてもらえることを大切にします。ショートコーチングについては、後の回に譲ることにします。
次回も、自己紹介についてです。