このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第9回
さて、あなたにとって理想的なクライアントに出会えたとします。
コーチは自己紹介と同時に「コーチという職業の紹介」も魅力的に行なってほしいのです。私がコーチになった2000年ころに比べ「コーチングに対する理解」は広まっていますが、まだまだ知らない人が多いのも事実です。
クライアント候補「~さんあなたはどんな仕事をしているんですか?」
あなた「私は、コーチです」
クライアント候補「コーチなら、知っています。友人もコーチングを学んでいてクライアント役を体験したことがあります」
あなた「そうですか。どうでしたか?」
こんな場面では、「私はコーチとしてこんなに優れた能力があります!」とつい話したくなります。ですが相手が話したいことに寄り添って聴いてみましょう。すると、
クライアント候補が「意外にいい感じでした。ちょうど他のコーチも試してみたかったんです」と言うかもしれません。
あるいは、「コーチングの成果に疑問を感じましたね。別に何かしてくれるわけではなく、聴いているだけですから。潜在能力が出てくるなんて言う感じはちっともしなかったわ」などと言ったら、それもチャンスなのです。
あなた「コーチングに効果がなかったと感じられたのですね。それは残念です。私に一度コーチングさせてもらえませんか?きっと違う感想をもっていただけるんじゃないかなあ」と提案してみてください。
そこでノーであれば、再プッシュせず別のクライアント候補にエネルギーを使ったほうが効果的でしょう。一度入ってしまった情報を「上書き」するより空欄に情報を書き込んだほうが効率的なのです。
クライアント候補「コーチングって初めてききました。どんな仕事なんですか?」とクライアント候補が興味をもったら、コーチングの有用性を端的に分かり易く伝えてください。
もちろん、「知らない」と聴けば、説明したいことがたくさんあるのは分かります。しかし、詳しく長々と話すのは禁物です。初めての人に全部を伝えようとしてもそれは無理なのです。
では次回は、コーチングの「職業の紹介」について話をします。