このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第6回
もう少し細かく、あなたにとって理想的なクライアントを考えてみましょう。
どんな職業の人でしょうか?
どんな夢をもっている人でしょうか?
どんな暮らしをしている人でしょうか?
どんなことを大切にしている人でしょうか?
どんなことに興味をもっている人でしょうか?
逆に、どんな人は避けたいですか?
理想的なクライアントとのコーチングの場面をどのように想像しますか?
コーチに対して、あるいはコーチングについて「どのような感想」をもってほしいでしょうか?
これらをできるだけ具体的に、考えてください。クライアントが話す「せりふ」にできればもっといいですね。
私のことをお話しすると、コーチングの場面で饒舌ではなくても、間の7日間で確実に行動するクライアントがいます。私はそういうクライアントが好きです。また、承認を素直に受け入れてくれる人が好きです。過剰に謙遜する人はあまり好きではありません。
せりふ的に言うと、「私は、自分とじっくり話したいので、せかされるのは苦手です。でも、自分の内側から出てきた『答』は大切にしたいので、次のコーチングまでに確実に前進していたいと思います。コーチングについては、お金と時間とエネルギーを使っているのです。だからというわけではありませんが、自分の未来そのものであると考え、大事にしていきたいです。承認は大げさではなく、あるがまま率直に言ってもらえると受け取りやすいです」などという感じでしょうか。
また、いつも「感謝」の気持ちをもっているクライアントもいます。それは、コーチに対して、というよりもその「時間」や「出会い」「コーチングを受けてリスクに踏み出そうとしている自分の環境」などに対してです。そのような「自分の価値に気づいていて、自分自身にOKを出している」クライアントとの時間をもつたびに私は「自分が浄化される」ような気がします。
成果が出たあるクライアントは「絶対言い訳しない人」でした。彼女がクライアントとしていてくれたお陰で、わたしは「自責を求める力強いコーチング」が身についたと思うのです。私は、クライアントを探すときに、「言い訳をしないひと」ということを条件にしていました。そのようなクライアントに出会えたのは、そこが明確だったからです。
このように求めるクライアントをイメージ化してみてください。最初は漠然としていても、だんだんその輪郭がはっきりしてきます。すると、出会ったときに「ああ。この人はきっとコーチングが機能するな」とか「私はこの人をコーチングしたいな」という心に働きかけてくるものが生まれます。相手もきっとそういうコーチを求めているのだと思います。
漠然としているイメージを具体化させるためには、コーチングを一定回数経験することだと思います。さまざまなクライアントに出会うことで、相性も見えてきて、「有料であっても、こういうひとは避けたい」などという自分の基準も明確になります。
次回は、特殊性について考えます。