このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第3回
さて、コーチングは今また新たな局面に入ってきた感じがします。
① 個人プロコーチが増加した時期
2000年ころは、コーチングという言葉に新しさがあり、コーチングといえばプロのコーチを経営者などが雇うケースが中心でした。この流れは今も続いていますが、経営者にプラスして「一般ビジネスパーソン」が職業人としてのメンテナンスのために、自費でコーチを雇うケースが多くなりました。
② 社員研修に広がりを見せた時期
今ではマネジメントの基本スキルであるので、理解しているビジネスパーソンが多いですが、2002年ころはまだよく理解されていずに、「コーチングは部下がよく動くようになり、目標も達成できる魔法のコミュニケーション」であるような伝えられ方をし、誤解を受けていました。ですからそのような期待をもつていた人には「結局変わらないね」と判断されました。また、「コーチングでマネジメントする場合、命令してはいけない」というような極端なビジネス研修を行なっている教育機関もありました。その後1、2年の間にコーチング研修は人材開発の分野で大きな広がりを見せたのです。今は、マネジメントの1つのツールとして有効であるという認識が広がっていると思います。
③ビジネスパーソンが自分で学び始めた時期
2005年ころから自分のビジネススキルとして、サラリーマンであっても自費でコーチングスキルを学ぶことが多くなりました。当社のセミナーもプロコーチ志向とマネジメントスキルアップ志向の人が混在しています。基本は同じですから、一緒に学んでも問題ありません。マネジャーの方には併せて「メンタルヘルスセミナー」や「モチベーション管理」のセミナーを勧めています。
④ そして、2009年現在のコーチングビジネスの傾向は、「細分化」です。社員研修を見ても、目的や対象をセグメントしたうえで、実践的な内容が求められますし、オープンセミナーでもコーチングする対象や場面などを明確にしたものが求められるようになりました。つまり、コーチングの道具としての使い方は大体理解してもらえたということだと思います。そのうえでもっと自分に合った使い方をしたい、使いこなしたいと望む人が増えたのでしょう。
次回からは「コーチングビジネスのビジョン」についてです。