[コミュニケーション] 2007年06月23日 10:45分投稿
こんにちは。
播摩早苗です。
幼年期の親とのかかわりが子供に与える影響は大きいと言う話をしました。
今日はその続きです。
前回お話した「他人の感情をわかろうとする能力」も何気ない家庭生活の中で培われていきます。
コーチングの力は、幼年期に家庭生活で培われるということですね。子供は、親が掛ける言葉から自分への関心の深さや、自分の行動と感情のどちらにフォーカスしてくれているか、ほかの家族をどう見ているか、などを感じ取っていきます。たとえば親の「こんな理屈に合わないことは間違いよ」ということばから、世の中は感情より理屈が通っていることのほうが大切だという価値観が備わります。
泣いている間は、ほうっておくという親も意外に多いのです。すると、こどもは泣くことは恥ずかしいこと、という価値観を備えたり、「自分の感情は取るに足りないこと」であると感じたりし、ひいては他人の感情にも無関心や無神経になっていくのではないでしょうか。
あるいは、海水浴場で家族のパラソルを見失い、迷子になって心細くなってないてしまったとき、見つけた母親が「あなたが不注意なおかげで、ママがどんなに心配させられたか分かっているの!」と言われたら、「心細くなった私の感情なんてママには分からない!」と無意識で自覚します。「次からは注意してママに叱られないようにしよう!」と思いますが、分かってもらえなかった気持ちだけは置き去りになってしまうのです。
子供にとって自分の感情と向き合うチャンスがあったほうがいいのです。親が自分の感情で叱ってしまうことが意外にその機会を逃してしまっているかもしれません。
怒りやひ弱さなどの自分の気持ちと向き合うと、自分の感情をまず理解でき、そこをどう処理していくかも学びます。逆に子供の感情を取るに足りないものであるように扱うと、こどもは怒りが爆発したり、逆に他人の感情の起伏にも無関心になったり、あるいは自分が感知すべきものではないとして処理しようとしてしまいます。
相手の感情の扱い方が人生における「コミュニケーションの質」に影響するとしたら、幼年期の子育ては大事にしたいものです。
とは言え愛があるから迷ってしまう子育てですね。
私の息子はもう大学生です。
チャンスがあれば彼をもう一度育ててみたいなんて考えるのは私だけでしょうか。
では。

