こんにちは大崎です。今回は4月ということで、新入社員に対する効果的なコーチングについて簡単に説明します。新人は一般に“やる気の塊”のようなものです(もちろん例外はいます)。しかし新人の意欲は明確な裏づけがない不安と背中合わせの脆いものです。彼らの不安は大きく2つあります。「一人前に仕事ができるようになるのだろうか」「職場の人と上手くやっていけるのだろうか」。つまり職務遂行能力と対人関係への不安です。次の5ステップはそんな新人の不安を解消させる先輩社員が行なうコーチングです。 【ステップ1】存在を認める
新人を一人の個人として認めます。ひとは誰でも他人から認めてもらいたいという欲求があります。存在を認めるために先輩社員はまず「名前で呼ぶ」「挨拶をする」、この二つを実践しましょう。「おい」「おまえ」ではなく「鈴木くん」「佐藤くん」と個人名で呼びます。また「挨拶は後輩からするものだ」という人がいますが、別に減るもんじゃなし、最初に先輩から明るく挨拶をします。先輩から挨拶をされ続けると必ず後輩から挨拶をするようになります。威厳ではなく人格で人間関係をつくりましょう。
【ステップ2】仕事を教える当たり前ですが、次に仕事を教えます。これはコーチングではなくティーチングです。新人には仕事に必要な知識やスキルが備わっていません。「背中を見て覚えろ」ではなく、知らないこと分からないことをしっかり教えることが大切です。仕事が早くできるようになれば高い意欲もさらに向上します。
【ステップ3】小さな目標をつくる教えたことの中から大切なことを日々の目標にします。たとえば接客であれば「笑顔」はもっとも大切なことです。「今日は、鈴木くんは“笑顔”について何にチャレンジするか教えてくれる?」このように大切なことを新人の日々の行動目標に落とし込みます。ここでのポイントは、目標は行動する本人が考えるということです。そして先輩からのアドバイスは「最後に」「ポイントだけ」です。アドバイスは新人へのプレゼントとして贈ります。アドバイスが指示命令にならないように気をつけてください。
【ステップ4】小さな成果を見落とさない「やってみてどうだった?何か気づいたことや上手くいったことはあった?」本人に変化や成果を話させます。そして先輩も自分で観察した事実を伝えます。たとえば「昨日よりもお客さまの笑顔が増えたよね!」。鏡になって見せてあげることで本人も見落としがちな小さな成功を実感できます。
【ステップ5】小さな成功を積み重ねる成功はたとえ小さくてもエネルギーの源になります。そしてひとは自分の成功を見てくれている人に大きな信頼を寄せます。日々の小さな目標から小さな成功をつくり、それを繰り返し、そして積み重ねることで大きく新人が育ちます。
このコーチングの5つのステップを繰り返すことで新人の不安が解消し、職務遂行能力が向上し、本当の意味での早期戦力化が実現できます。

