2009 年 7 月 1 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第25回
前回に引き続き、スタートに準備できるものについてです。
ネットワークは重要です。
とくに専門家とのネットワークです。
コーチ自身をサポートしてくれると同時に、クライアントの情報源として紹介もできます。
コーチを雇う人は、起業家が多いので、法人立ち上げのときに専門家は必要です。実務家としての税理士や司法書士よりも「コンサルテーションができるひと」を起業家は求めています。
ですから「派遣事情」「フード事業」「インベスター」など特定の職種につよいの専門家の税理士や司法書士、社労士などを紹介できるとクライアントに喜ばれます。
また、アドバイスや指導をコーチは行ないませんから、有益な情報源をストックできていることは大切なことであると言えます。
また、クライアントが「セラピーの必要な診療領域」にいる場合、心療内科のクリニックや精神科医の知人がいることも力強いのです。
コーチングの休止期間の相談や、コーチング以前に「クライアントとして向かえるべきかどうか」などで迷ったときに力になってもらえます。
次回も、事前にできる準備について考えます。
2009 年 6 月 26 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第24回
前回に引き続き、備品についてです。
自分がどういう人かを伝える文書やパンフレットが必要です。
パンフレットには、「コーチングセッションの全体がイメージできる記事」「コーチングがどういう人に適しているか」「自分のコーチとしてのプロフィール」「今までの成果やクライアントの感想」などが入っているのが一般的です。
コーチングの申し込みから第一回までの流れが理解できるようなフローチャートもあったほうが親切です。プロモーション的な内容と実務の案内は分けてもいいでしょう。
それ以外に私は、すでにクライアントになっている人宛に「紹介を依頼するハガキ」を用意していました。
宛名書きの下には、「このハガキをあなたの大切なお友達に渡してください」と書いてありました。
本文にはまず、いくつかの質問があります。
「私はもっと別の生き方ができるのではないかと思うことはありませんか?」
「転職したいと考えていませんか?」
「ココロから充実した人生に出会いませんか?」
「自分の本当の心を知っていますか?」
その答をあなたと一緒に探すのがコーチです。
Coach 播摩早苗 電話・メールなど
という内容の簡単なハガキです。クライアントが友人などに渡してくれて、そこからビジネスが広がりました。
「いい体験だ」と感じた人は、友人や家族や周囲に話したくなります。ハガキと質問という「カタチ」にして見せられると、クライアントから紹介を受けた人は一様に興味をもってくれます。紹介者のクライアントにも話のきっかけをつくり易い、というメリットがあったようです。
次回も備品・開業グッズについて考えます。
2009 年 6 月 1 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第23回
今回は、スタートのときに必要なものを考えます。
セッションのスペース・電話回線・PCの確保をまず行なわなくてはなりません。
電話回線は、日常家庭で使っているものは望ましくありません。キャッチホンサービスも意外に邪魔になります。
アセスメントのやり取りなどのために、ファクシミリもあったほうがいいでしょう。
スカイプは便利ですが、スカイプを使えない環境のクライアントは意外に多いのです。個人であればインストールできるのですが、会社のインフラではインストールできないケースがあるからです。
クライアントの年齢にもよりますが、固定電話に安心感を覚える層が多いようです。
静かな環境が必要です。そこには、テーブル・電話・カスタマーファイルなど置かれているのが一般的です。
カスタマーファイルは、カスタマーの情報やセッションのメモ・記録などを綴じておくものです。私は、クライアント別につくっていました。
走り書きのメモを綴じておくことで、過去の情報を確認したり、振り返ったりしておくことができます。
また、記録はクライアントに対して送付したセッションの記録と同じものを綴じておくということです。
パンフレットやコーチング関連の記事、書籍、名刺なども必要です。
次回も備品について考えていきます。
2009 年 4 月 25 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いていきます。
第22回
前回から事業計画についてみています。
今日は、経済から考えてみましょう。
あなたはコーチングでどのくらいの収入を望んでいますか?
それは、どんなサービスを何人のクライアントに提供することで得られますか?
収入についてそんな単純な試算をしてみましょう。最終的にはいつまでにどのくらいの収入が必要かを考えます。
支出はどのくらいでしょうか。事務所を借りる、人を雇う、プロモーション、HPの制作費など支出を考えましょう。最初は支出が上回るかもしれません。
それが出揃ったら、シンプルなグラフで欲しい収入、支出をビジュアル化していきましょう。益金が損金を上回るのはいつかが分かります。
そのグラフで収入が右肩上がりになるには、仕掛けを変えなければなりません。
コーチングビジネスを経済から見ることで、ターゲットを広げることや販売方法を変えること、セミナーの規模を変えるなどを考えていくきっかけとなります。
さて、ビジュアル化したグラフを顧客視点で見るとどうでしょう。
その設備投資であなたが出会いたい顧客は安心でしょうか。あなたにコーチングを頼もうという気持ちになるでしょうか。
名刺や通信、会社案内などは顧客の目に触れやすいので、意外に費用がかかります。
そこで次回は、こちとしてスタートするときの備品について考えます。
2009 年 4 月 9 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第21回
コーチングは、電話やインターネットを利用した無料通信を用意すれば明日からでも始められるビジネスです。とは言え、事業としていくつかの項目で考えてみましょう。
その準備をしながら心構えやプロ意識が醸成され、同時にスキルもたくみになっていきますから、事業を計画し、準備を整えるプロセスを大事にして欲しいと思います。
では、「どんなビジネスか」事業計画を考えてください。
事業計画というとカッコのいいものであるようですが、そんなことはありません。自分が最もしっくり着て、達成可能で、目指すとワクワクする感じでいいのです。ただし、これまでは主体を自分においてきましたが、マーケットの視点からも考えて検証してみましょう。
「起業の動機」は何でしょう。これを考えていくと、起業によって社会に何を投げかけたいのかが自分自身も明確になります。
「起業の概要」となるとどうでしょう。何をサービスとするか、「具体的事業内容」もこの項目に含まれます。たとえば、「子供を持つ親をサポートするためのコーチングをベースにしたセッションをもち、親のネットワークも同時に構築していく」などという感じです。
「コーチの全国ネットを作り、育児とコーチングに関するフォーラムを毎年開催する」などという起業後数年の計画まであれば、それも書いていきます。
とうぜんマーケットを見据えた「ターゲット」も明確にしていきます。
「事業の特徴」は何でしょうか。
これらは、誰かに「プレゼンするような文書」にするのがいいでしょう。すると、事業計画の手薄な部分に気づいたり、長期的な視点を得られたりします。
「外部環境の分析」もしてみます。競合や「似ているサービスとの差別化をどうしていくか」などを考えるきっかけとなります。
「成功のためのポイント」や「当面解決しなくてはならない課題」など、事業計画を明確にしていくことでさまざまな気づきがあります。
「私は、Sohoだから面倒なことはいいの」と思わず、まずはPCに向かって考えてみましょう。
さて、その事業計画を「経済から見る」とどうでしょう。
これは次回お伝えします。
2009 年 4 月 1 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第20回
クライアントにコンサルテーションをする場面で、もっともよくたずねられるのが、どういう業態なのかということです。そこで、コーチングパッケージをイメージ化しましょう。
実際に時間は何分で、週一回なのか、10日に一回なのか、2週に一回なのかを決めます。
料金も明らかにします。料金は「相談で決める」という人もいますし、「成果によって料金を上げる」などという人もいます。
「成果」を、コーチが料金に反映させるのは、私はあまり望ましいとは思えません。コーチは単なるツールであり、その使いこなし方がうまかったのはクライアントです。実際に行動したのもクライアントです。ですから、料金と成果がリンクしないほうがコーチも平常心でセッションをもてるのではないでしょうか。
「成果」の共有は、コーチに「成果の責任」が発生するということです。成果が出なかったときを考えると、クライアントが「他責」になる危険もはらんでいるように感じられます。
「相談で決める」はよくあります。しかし、自分としての料金を設定していないと、「いいにくさ」があります。「いくらならやりますか?」「でも、大体いくらくらいなんでしょ。初めてだから見当がつかないわ」なんていう会話でもじもじするなら、「私は、一ヶ月5万円でやっています」などという一律料金のほうが分かり易くて伝え易いと思います。
駆け引きが上手で相手の心積もりのマキシマムを引き出せる自信がある人は、一律にする必要はありませんね。
それに付随して、クライアントがセッションをすっぽかしたときはどういう扱いにするかや、変更はいつまで受け付けるかも決めておいたほうがいいでしょう。たとえ、すぐにクライアント候補に伝えなくても、コーチ自身は明文化しておくことをおすすめします。
「そんなことはあまり決め込まずに緩やかにやっていく」と決めているコーチも実際にはいます。遅刻もあり、ドタキャンもあり、気がついたら電話がかかってこなかったもあり、などという感じです。「相性」「好み」「生き方」はいろいろですから、何が正しいということはありません。自分自身に合うスタイルを見つけると、それに合うクライアントと出会えることもあります。
2009 年 3 月 27 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第19回
コーチングは、ウルトラCの行動プランからの成功を目指すものではありません。クライアントの「こうなりたい」とそのまえに横たわる障害を乗り越えていくのです。
具体的には、諦めずに変革の道を歩み続けるサポートをするのです。これは、今までと違う習慣化をサポートすると言い換えることもできます。
「自分にはできないという思い込み」を「できる」という習慣に変えていくことなのです。
そのサポートをするコーチですから、コーチ自身も今までにない習慣で自分を磨き続けるという習慣を持って欲しいのです
「だからって何がどうなるの?」と考えるかもしれません。それは、顕在意識で理論的に判断しているに過ぎません。体験すると、コーチの潜在意識からの賢い知恵はきっとさまざまなことを教えてくれます。
クライアントは、コーチを利用しながらもコーチの生き方がコーチングのマインドや哲学と矛盾していないかもしっかり見ています。ですから、コーチはできる限りコントロールしていけるところから自分をコントロールしていくべきだと思います。
私自身は、朝8キロジョギングする習慣。免疫力を高める食生活。毎朝、感謝する時間をつくる、などを継続しています。
2009 年 3 月 18 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第18回
コーチングはモチベーションを高くする効果があり、相手の前向きな行動力を引き出す仕事です。そこで、必要以上に明るく元気なコーチがいます。クライアントは、「元気を欲しい」とは思っていますが「コーチが元気であること」はそれほど望んでいません。むしろ、人は「明るく元気」に逆に恐れを感じる場合があるのです。
無駄に明るいコーチには、クライアントは私の「悩み」や「ぐちゃぐちゃした感情」を話せるのだろうか、理解できるのだろうか、つまり「このコーチ大丈夫かな」という危惧をもちます。
実はその「ぐちゃぐちゃな感情」自体を扱わないと、成功には向かわないとクライアントが漠然と思っているからなのです。
和やかで受け入れてくれるという信頼があれば、ムリに明るく元気である必要はありません。
2009 年 3 月 11 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第17回
3回にわたって、自分を見つめるということを伝えてきました。
今日は、コーチとしての自分をつくっていくことを考えたいと思います。
コーチングは形のないものを商材としていますから、「見える化」しなくてはなりません。パンフレットやロゴタイプもそのひとつですが、もっとも「有効な見える化」の要素はコーチ自身です。
服装や立ち居振る舞いなどを「自分自身のコーチイメージに近い物」にしていくのも楽しい作業です。
日常的に私たちは、「他人に抱いてもらいたい印象」でプレゼンスを整えます。「挨拶が軽く、服装がカジュアル」だったら、「組織に縛られない自由人」「軽やかで気持ちまで軽くなる人」というイメージを作りたいのかもしれません。また女性が、「花柄のブラウスにフレアースカート」なら上品で女性的なイメージをもって欲しいのかもしれません。
ですから、コーチはコーチングのクライアントになって欲しい相手、あるいは対象にどのような印象をもって欲しいかで、自分のプレゼンスを管理します。
また、与えたい「セルフイメージ」と同時に、理想的なクライアントが、どういうものをコーチに求めているか、そのイマジネーションを広げておくことも必要といえるでしょう。
ビジネスパーソンを対象としたエグゼクティブコーチなのであれば、カジュアルなトレーナーにジーンズ姿だったり、友達のような言葉づかいだったり、女子高校生のような声の出し方だったりではクライアント候補の信頼を得られないかもしれません。
また、喫煙や肥満もコーチとしては検討する必要があります。セルフコントロールできない人と映ると、損だからです。
あなたは、出会いたい理想的なクライアントにどのような「セルフイメージ」をもって欲しいでしょうか。
じっくりと考え、明文化してみてください。きっと気づきがあると思います。
2009 年 3 月 4 日 by 播摩 早苗
このコラムは、Tips on Coaching「コーチングの秘訣」です。「コーチングビジネスを週末からはじめよう」とか「Sohoでコーチングを起業しよう」という方のために書いています。
第16回
コーチになったばかりのころは、まだ「自己認識」が低く、「はったり」でコーチと言っているような状態です。それも悪くはありません。
「言語」が自分のコーチとしての実像をつくっていきます。人はまだないものを「言う」ことよりも、「すでに自分の中で準備してあること」を言うことのほうが多いのです。あなたのことばとして出てきたものは、すでに準備できているもののほうが多いといえるでしょう。
ただし、だからと言って、実績を捏造することはできません。
コーチ業を始めたなら、実を伴うように自分を変えていくことこそ重要なのです。コーチである自分を意識し、理想的なコーチとなった自分を具体的に描いてみることで成長は早くなるといえます。
自己成長といえば、自分自身が何かを達成して「自分を磨く」という目標を立てておくことは、間接的ですがクライアント獲得に効果があると思います。
たとえば、「生活の規律」「エクササイズ」「食習慣」「債務の完済」「誰かとのコミュニケーションの改善」「ファイルの整理」「家の整頓」「リサイクルの取り組み」「貯蓄」「NOという取り組み」「知識の習得」などです。
それを、コーチとして自己成長の経験として話せるという機会はあまりありません。
むしろ、自分自身が人間として魅力的になるという歩みのスタートをしているということがいい影響を生み出すでしょう。
では、何に取り組むかを考えてみましょう。
これ以外にも、すでに取り組んでいることがあったらそれでもいいのです。
私なら、「ファイルの整理」を挙げます。それは、一時的にはいつもできているのですが、今は「継続」がテーマです。また、「週に一冊本を読む」などということも取り組みたいテーマです。
コーチは、クライアントに何かを教えることはしません。しかし、クライアントは、自分のモデルとなりにくい人をコーチとして選びたくないのです。
次回も続きです。
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